「ほぼ月刊」のタイトルを「ほぼ年刊」に変更すれと言われそうである。
　ここまで更新をサボっていると、本コラムの稀有な読者も、この久々の更新に気が付くのには、これから半年程要するものと想像に難くないのである。
（それはそれで面白い気分でもある・・・）

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　更新すること無く過ぎ去った約８か月間、７月には参議院選挙があったが、予想通りの自民党の圧勝に終わった。
　と言うよりも野党の自滅と言うのが、より正確かもしれない。

　選挙後、民主もみんなも維新も、党内ばらばらである。
　健全な野党は、何でも反対するのではなく、是々非々で政府与党に対応するべきと私は考える所だが、皮肉にもその前に党内の健全化が先のようである。
（立法府である国会議員が、政党を組むのであれば、まずは憲法に対する考え方は、それなりに意志統一して欲しいと思う私の考え方が、そもそも間違えっているのかもしれない・・・）

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　ドコモのスマホを持ってもうすぐ１年になろうとしている。
　スマホは、パケ放題に入らないと、恐ろしい事になるので、もれなくパケ放題に加入する事となる。
　私は、月々約５千円で３ギガバイトまではＬＴＥという最新の高速規格のデータ通信が可能なプランに入っている。

　先日、何気なく請求明細を見てみたら、１か月のデータ通信量は0.03ギガバイトであった。
　追加料金の掛からない上限３ギガバイトの１％しか使ってない事になる。
　それで年間換算すると約６万円の支払いとなる。
　使わないのが悪いと言われればそれまでだが、携帯会社がスマホの販売に力を入れるのが分かるような気がする。

　しかしながらパケ放題に入っていなければ、私の１か月0.03ギガバイトの使用でも、パケット代が何と５万円を超える事となる。
　と言う事は、３ギガバイトを使うと５００万円超の請求が来る事となるのである。
（一人５千円でやって！と言い忘れたばっかりに、１０万円請求されるぼったくりバーより酷い話である）

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　旭川の高専５年生で、今年度卒業？の三男が現在使っているスマホはイーモバイルである。
　高専の寮で生活する三男には、国立の５年制工業系学校の寮でありながら無線・有線ＬＡＮなどのネット環境が皆無なのである。
　わが国は、台頭著しい新興国などに対抗するために、「科学技術創造立国」を国是しているとはとても思えない状況である。
（旭川高専後援会会長 兼 寮父母会会長の私が、相当以前より、ことある度に寮へのＬＡＮ環境の整備を訴えるが、全く予算化されない・・・
国の考え方以前に、私に何の影響力も無いと言うことだろうが）
　
　例えば、来日する外国人が、ＷｉＦｉフリースポットの少なさに驚くのが日本の現実でもある・・・
（携帯会社がパケ放題に加入させるための陰謀に違いない！？）

　そこで、５年前に三男に持たせたのが、当時パソコンネット接続も無制限で一番安く、それなりに高速だったイーモバイルの携帯だった。
（今じゃあ当たり前だが、当時としては画期的なパケ放題で月額５千円ほどである）

　最近、どこの携帯会社もパケ放題月額５千円程が普通になり、サビースエリアが極めて狭いイーモバイルを持ち続ける意味が無くなり、そろそろドコモにでも替えようと思っていた。
　そうこう考えているとイーモバイルからＤＭが来た。
「最新のＬＴＥ4.7インチスマホに変えませんか？」と言うものである。


　　　　　　　　　

　その内容は、本体価格実質ゼロ円で、基本料もパケ放題もデザリングも全部コミコミで格安の月々3,880円である。
　しかもソフトバンクの子会社になったイーモバイルは、イーモバイルの圏外は、ソフトバンクの電波で繋がるようになったので、エリア問題は事実上なくなってこの価格である。
（気が付けば孫さんは、イーモバイルもＰＨＳのウィルコムも子会社化していたと思ったら、何と全米第３位の携帯会社「スプリント」をも買収した。
　思いっきりが良いのか、賭博師なのか、ソフトバンクの有利子負債は何と６兆円を超え、格付け機関はソフトバンクの長期格付けをジャンク債並みに引き下げたのである・・・
　白戸家も抵当に入るかもしれない）

　さて、最新機種に変更して、月々の支払が今より3,000円ほど安くなるのであるから、当然機種変更となった次第だ。

　iPhoneだ！エクスペリアだ！って特にこだわりがなければ、これで十分と思う所である。
（ドコモは、来年からポイント制度を大きく変更し、不要と思われるオプション契約に加入しないと最低ステージに陥落するとんでもない改悪をするらしい・・・
　ドコモを２０年ほど使っている私は、ポイントが一番貯まる最高ステージになっているが、どうやら来年から長期利用の意味は無くなるらしい・・・
　来年あたり、私のドコモは他社に替わっているかもしれない）

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　海外では、電話とショートメールくらいの機能しかない携帯電話をベーシックフォンという。（日本では１５年前位にほぼ絶滅している）
　ベーシックフォンに、カメラ・ネット接続・赤外線通信などの特色を持たせた携帯をフィーチャーフォンという。
　（feature phone=特色のある電話）
　ワンセグやおサイフケータイ、フルプラウザ、Bluetooth等々おてんこ盛りのガラケーは、日本だけで独自に最も高度に進化したフィーチャーフォンと言える。
（正にガラパゴス携帯なる所以である）

　ガラパゴスと並ぶ希少固有種の楽園にマダガスカルがある。
　日本の携帯など状況をガラパゴス化と表現したが、マダガスカル化と表現されていた可能性も無かったとは言えない。
　マダガスカル化！・・・少し言いづらいが、フィーチャーフォンよりは分かり易い。
　略すると「マダケー」となったいたはずである。
　（あなたスモホ？、まだマダケー・・・）

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　スマートフォンは、正に小さなコンピュータであり、日本の携帯（通称ガラケー）よりみんな高価と思っているし、事実販売価格も高い。
　しかしそれは間違いかもしれない。
先日ある記事で、タッチパネルのみで、物理キーの要らないスマホの製造コストは、ガラケーと変わらないか、安いかもしれないと言う内容だった。

　メーカーは、パソコンのように、最低限のスマホのソフトを入れておくだけで、ユーザーは勝手に必要なソフトをダウンロードして使う前提なので、ガラケーのように必要ソフトをメーカーが作成・インストールしておく必要も殆どない。
　そもそもＯＳ（基本ソフト）のアンドロイドだって無料である。
　スマホ購入者は使えて当たり前！と言わんばかりに、紙ベースの取扱説明書も無いので、マニュアル本の印刷代もかからない。
（私たちは、やはり騙されているかもしれない・・・
　年配者は、タッチパネルより物理キーの方が絶対に使いやすいに決まっている。
　それをわざわざ「ラクラクスマホ」なるものを作って勧めるのだから、益々怪しいとは思いませんか？）

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　さて、結局今回買ったものは、三男のスマホだったが、結局の所、実質ゼロ円なので、買ったもの？ではないかもしれない・・・