エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2007/07/07
でたらめ狂騒曲
 ”でたらめ”という言葉がある。当て字で出鱈目とも書く。
 サイコロを振って、出たその目の事からきた言葉で、いかげんなさまや言動を言う。

 このごろの”でたらめ”の多さには、かなりいい加減な私でも呆れるばかりだ。

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@でたらめ「中国」

 共産党が独裁的に政権を握りながら、資本主義化をどんどん推し進める、かなりでたらめな国である。
 中国を見ていると、共産主義とは一体どういう思想だったかさっぱり分からなくなるが、そんな事はお構いなしである。
さぞかしマルクスもレーニンも、天国で嘆いているに違いない。

 洪水のように商品を輸出するのはグローバルな経済競争の原理だとしても、模造・偽造に始まり、極度の格差社会、人権無視、環境破壊・汚染、汚職・腐敗、報道検閲・操作、などなど国内のみならず世界中にその問題をも輸出している。
 国営にせディズニーランドなんて可愛いものである。
 にせ共産主義がいつ崩壊するかが問題である。その着地の仕方がどうであれ世界中が大混乱に陥ること請合いだからだ。

 しかし、中国共産党が仮に崩壊して一時的に中国が大混乱になったとしても、中国人自体は割と平気かもしれない。
 何しろ、普段よりでたらめな社会で生きる術を得ているし、中国4千年の歴史を顧みれば、体制崩壊を常に繰り返す事は証明済みで、決して特別な事では無いからだ。

 さて、国営にせディズニーランドの何となく貧相な にせディズニーキャラや、にせドラえもんや、にせキティには笑ってしまったが、いよいよ開幕まであと1年程となった北京オリンピックの大会マスコットがこの写真である。

 大会マスコット

     可愛いと思いますか?

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Aでたらめ「社会保険庁」

私はコンピュータの無いはるか以前より、国民一人一人の数10年もの間の年金加入情報をよく管理しているものだと、ある面関心をしていたが、まったくでたらめであった事がつい最近判明した。

 社保庁のコンピュータ操作に関する覚書によると、キータッチの1日あたりの上限が1万回と報道されている。
 これは大変である。1,2,3・・・とタイピング数を数えなければならない。
私なら30回を超えたあたりから、分からなくなる自信が十分にある。
 みんな1万回まで数えるのだから、社保庁の職員は実にすばらしい。正に尊敬に値する。
 こんなにものすごく大変な事に毎日集中する訳だから、多少の入力ミスなんか致し方ないではないか。





           UP

 ところで、ひらがな入力とローマ字入力では、キー回数が相対的に少ないひらがな入力のほうが、同じ1万回タッチでもデータ入力量が多くなるはずである。
 つまり仕事がはかどる訳である。
仕事に対する労働単価のアップに常に努めていた社保庁の優秀な職員の皆さんにおかれては、ローマ字入力を率先されていたに違いないと思うのである。

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Bでたらめ「コムスン&NOVA」

 介護保険の原資は、国民が払う保険料とこれまた国民が払う税金である。
 介護サービスを利用すると、本人の負担は1割で、残りの9割が介護保険から支払われる。

折口会長の豪邸も自家用ジェット機も元をたどれば、そのかなりの部分は国民が払った保険料と税金に違いない。
 そんな人は滅多にいないのである。例えば脱税して豪邸を建てるとすぐにバレて御用となるのであるが、折口氏は介護保険制度を通して実に堂々とそれらを手に入れたのである。

 これらが認められたのか折口氏は経団連の理事にも押され、さらには紺綬褒章も貰ったのである。
 こんなに素晴らしい日本の介護制度であるが、欠点といえば、介護の現場においてはその素晴らしさがあまり反映されていない事ぐらいかもしれない。 

 さてコムスンの「訪問介護ナンバーワン」というCMをつい最近まで放映してCM料を稼いでいたTV局も、コムスンの広告をでっかく掲載していた新聞社なども、行政処分を下されると手のひらを返すようにコムスンパッシングである。

「駅前留学」と巨額なCM費でじゃんじゃんと生徒を集めたNOVAも、行政処分を受けると、そのマスコミの反応もしかりである。

 うすっぺらなコメントを語る民放ニュースキャスターの説得力の無さもその辺からくるのかしれない。

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Cでたらめ「ミートホープ社」

ここ最近の”でたらめ王”と言えば、やはりミートホープ社の田中社長の右に出る者はいないと断言するのである。
 法令を順守する精神などかけらも無く、偽装発覚後の対応も見事なまでにでたらめであった。そういった意味では徹底しているではないか。

 そのでたらめの偽装ミンチは、超職人技の代物であった。
 これは”いいかげん”どころでは無い緻密な計算であらゆる食肉・内臓の部位ごとの割合と配合方法が導き出されており、実際に偽装ミンチを実験・試食したTVのレポーターは口々に”美味しい”と関心をするくらいの代物である。
 牛肉ゼロ%の牛肉ミンチを作り上げる凄腕である。

 考え方によっては、捨てるような臓物などの不人気部位も有効活用する訳で、ビタミン・ミネラルが豊富な内臓などを混入する事により、食材の利用効率の向上に寄与し、霜降り牛肉などより身体に良いに違いないのである。 しかも、安くて”美味しい”と言うのである。
 こう考えると良い事だらけである。悪かったのは「牛肉ゼロ%牛肉風ミンチ」と表示しなかった事である。

 再建は不可能と思われるが、性懲りも無く田中氏がまた同業を始めるとすれば、社名を「ミステリアス ミート社」に変える事をお薦めする。


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