エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
2003/01/07
こんなもの要らない! Part.1
 さて、このコラムも昨年の5月から、多いのか少ないのか一応18話のコラムを書き終えて、改めて思えば何とも中年男性としては何とも落ち着きの無い文章、軽薄な文言の数々・・・・・そこで本年は、 『もっと大人のコラム』、『冷静・優美なコラム』を目指し、リニューアルする事に至りました。

 さて、私は常々『こんなもの要らない!』と思っているものが数々ありますが、特に年末年始にそのたぐいは多く、歳の初めから中年オヤジのボヤキは始まるのであります。


こんなもの要らない@・・・クリスマス

クリスチャンの方は飛ばしてAへお進み下さい。
さて、そうでないあんた方、
 
 質問其の一
・・・インドの主な宗教は何だか知っていますか? 
まさか仏教なんて答えませんでしたよネェ〜!
仏教はご存知のようにインドで生まれました。が現在インドではヒンドゥー教徒が人口の約3分の2で、仏教徒は僅か1%程なのです。
現在仏教国と言われる国は非常に少なくタイ、チベット、ミャンマー、ベトナム、ラオスなどと、そして我が国”日本”なのであります。
 なのにこの日本において、キリストの生誕祭として賑やかに執り行なわれるクリスマス。
(一応キリストの生誕祭と言われているが、どうやら本当の生誕日は1月6日と言うのが定説らしい)
普段より聖書も礼拝も何〜にも考えていないのに、”ケーキ”に”プレゼント”に”パーティ”である。
 『いいかげんに、せ〜い!』 何がサンタクロースだ。そもそも今の子供らは”辛抱”とか”我慢”などとは無縁とも言える世界で生きており、サンタクロースなんて殆ど無用なのだ!

 質問其の二・・・4月8日は何の日でしょうか?
オカマの日の4日後とか、答えたアナタ。退場して下さい。 答えは”参考書の日”、”折り紙供養の日”、”ヴィーナスの日”、”タイヤの日”・・・これらは全部本当です(何だかさっぱり解りませんが)。
で、一番忘れてはいけないのが”花まつり”であります。 そう、この日こそがお釈迦様の生誕祭。
釈迦像に甘茶をかけてお祝いしてこそ仏教国日本人なのです。
なのにこの日本には”花まつりケーキ”も”花まつりプレゼント”も”花まつりツリー”も無い! 仏教国として嘆かわしいばかりである。
          ・・・(ちょっと違うか?)
 
さて、クリスマス同様の不要行事として”バレンタイン・デー”と”ホワイト・デー”、最近では”ハロウィン”などが上げられるが、その要らない理由は、殆どかぶるので割愛するが、『日本人よ!もうちっと節操を持て!』  と言いたいのである。
 
 と言っても私も含め大半の日本人は無宗教状態で、結局の所どうでもいいのですが・・・


こんなもの要らないA・・・年賀状

20年も会っていない奴から”今年もよろしく”なんて年賀状が来る。どうよろしくすればいいんだ!
ダメ押しで”昨年同様の変わらぬお付き合いを・・・”だなんて、つ〜ことは、昨年同様、一切付き合いたくないと言う事であろうか。
 
 そもそも年賀状はお年始参りを簡略化させて、賀状にしたためようという奥床しき物だった。
当然、お年始に代わる物であるから、年が明けてからゆっくり書けば良いのである。
また、お年始参りに伺う程では無い関係には、年賀状は無用なのである。

それを国家機関である旧郵政省が営利目的の上で”お年玉つき”という形で国民をあおり、しかも”元旦に配達します!”のコピーで、更にプレッシャーを掛け、あたかも年賀状は元旦に着くのが礼儀かと

           UP
  
思われるようなおかしな観念を国民に植えつけ、結果的に最も忙しい年末の時期に年賀状書き作業に国民を落としいれた、正に国民に対する国家犯罪に等しい行為と私は言い切るのである。
    『なら、書かなきゃいいじゃん』
           う〜ん。その通りである・・・

こんなもの要らないB・・・お年玉

デフレが続く・・・お父さんなんて小使い3万円なんてザラである。休日も含めて1日約千円。これで昼食は外食だったりしたらもう大変。59円バーガー店に中年サラリーマンが急増するのも頷けるし、 280円牛丼も売れる訳である。たまに赤ちょうちんだって覗きたいし、喫煙者ならタバコ代もかかるからもう大変!

 そんな中、お年玉が5万円から10万円も集まる子供も珍しくない。5万円といえば時給700円で約71時間も働かなければならない金額だ。
それを”おめでとう”で簡単に集まってしまう。これではお金の有り難味が分からない。こんな国は世界広しと言えども日本ぐらいだろう。
しかも数日前にクリスマスとか何とか言って高価なプレゼントを手に入れた直後にである。
 「お兄ちゃんの歳ならやっぱり1万円が相場かしら?」・・・馬鹿を言うんじゃ無い! お年玉の”玉”は硬貨の”玉”である。(?) 500円玉1枚で十分である。

中国で月給1〜2万円の労働者が真剣に作った商品が、この日本に洪水のように輸出され、我が国は産業の空洞化はもとより、デフレ経済にますます拍車がかかっている。
この構造的不況を勝ち抜くためのハングリー精神を子供時代から植え付けないで、どうしてこれからの日本が、グローバル経済の中で生き抜けると思っているんだ!
 だからちょっとの間、そのお年玉お父さんが預かっておこうと思うが、どうだい?


 この『こんなもの要らないシリーズ』は、またその内続編を書くとして、今回は、これくらいで勘弁してやろう。(誰に?)


私には小学校3年生の三男坊がいる。
その三男坊と先日いっしょに入った風呂の中で、魔法使いに「どんな望みでも一つだけ叶えてやろう」と言われたら、何をお願いする?と聞いたら「私も、あなたと同じ魔法使いにして下さい」とお願いすると答えていた。
その三男坊、昨年の大晦日のカウントダウンの時、「これで、除夜の鐘を聞くのも10回目だなぁ〜」としみじみとつぶやいた。
二学期末の通知票に「少し大人びています」と担任の先生に書かれている。

 さて、その彼が先日『ハリーポッター』の映画を見にいった後、原作本を読みたいと言い出し、  いざ書店に行って、その分厚い本を開いて言った言葉・・・「絵が無い!」、「高い!」
そう、彼は二人の兄貴のコミック単行本を読み漁るのが日常行事で、初めて見た分厚いその本に「こんなもの要らない!」と言ったのでした。
 お〜い!買ってやるから読めよ〜。


 ”座右の銘”というものがある。 例えばタモリの座右の銘は『適当』である。そうでもなきゃ、ギネス世界一公認の長寿生バラエティー番組なんて続けられないのである。
ちなみに私の座右の銘は
  『明日できる事は、今日しない』である。
これで今まで生きてこれたのだから、今年もそのまんまですので、よろしくお願いしま〜す!

 あれっ!このコラムのリニューアルは結局
 ”壁紙”だけになってしまいました。
        (やっぱり!?)

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