エコロジーふとん専門ネットショップ グッスリー
次に出てくるに違いない商品がある意味で楽しみである。

さて、話は変わって健康食品である。医薬品と健康食品。どちらも錠剤やカプセルもしくは顆粒などのまったく同じ形状で売られている。大きな違いは医薬品は厚生労働省の認可を受け効能を謳え薬局・薬店でしか売れない点であり、後者は何処でも誰でも売れる点である。

たとえばビタミンC剤を医薬品で売れば効能として「シミ・ソバカスに効きます」と堂々と売れるが、健康食品の場合はそう表示すると薬事法違反になるので以下のように表現する「この商品にはビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCはシミ・ソバカスの改善に大変有効と言われています」と説明するのである。

いったいこの違いを判る人がどれ位いるのだろうか。おまけに健康食品のCMなど見聞きしているとどう考えても比較してもしょうがない食材と比べて「20倍、30倍の含有量!」なんて言っている。   また「本日に限り先着50名様は更にもう2本プレゼント」とか「本日は100セット限りをご用意!」何て嘘っぱちを堂々と言っている。

ちなみにそんな業者のホームページを見てみると同商品が同じサービス内容で常時24時間販売されている。薬事法どうのこうのの前に公正取引委員会はいったい何をやっての?

 でも売れるのである。だから健康食品と言えばウサン臭い会社が少なくなかったが最近では大手食品メーカーや化粧品メーカーなども参入して大騒ぎだ。サプリメントなってカッコイイ呼び名と共にコンビニでも棚を広げている。

 思えばこのブーム、30年ほど前の「紅茶きのこ」ブームにさかのぼる。たしか旧ソビエトの長寿村で飲まれていたという得体の知れない菌類のオゾマシイ塊だ。あれを自宅の紅茶液の中で培養して飲むと健康で長寿になれるに違いないというものだった。

 健康食品ブームのきっかけがコレだから、大抵のものに日本人は驚かなくなってしまったのだろう。
かくして、毎年ありとあらゆる健康食品が出ては消えて行くのである。

 どう考えても美味くない健康茶を「おいしいネ」なんて飲んでいるアナタ。一年後も飲んでいますか?


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 「健康の為なら死んでもいい!」という名言?があるが、健康ブームはいったいどこまで突き進むのだろうか。

 本来、一日30種類の食材を腹八分目に摂って、適度な運動をしていれば大概は健康に生きられる。
しかしそんなに多くの食材を摂るのは面倒だし、沢山食べたいし、運動も面倒くさいし、タバコは止められないし、酒も呑みたいし・・・でデブになったり医者に何か言われるようになる。

 そこで登場するのが健康グッズ&健康食品だ。
自ら摂生をせず、何とか安易な方法で健康になろうなんぞそもそも不逞考えなのだが。
 が、戦後最長・最大の不況と言われながら健康関連業界の鼻息は荒い。

だいたい不況で過労働で体を使い、粗食の生活をしていればある意味、バブル時よりみんな健康になるハズなんだが・・・日本は本当に不況なんだろうか?

 最近、やたら目にした腹にあてるあのベルト。
「腹筋数100回分の運動量!」なんて売り込みで各社より発売。一時生産が追いつかなかったらしい。
あれはいわゆる電気の低周波をあてて筋肉運動を起こすものだ。

・・・でもちょっと待った!あれと全く同じ原理のものが低周波治療器として20年以上前から売られている。あれより小さいパットを肩などにあてるものだ。
厚生労働省の医療器具の認可など取ったりしている。その効果とは筋肉の緊張をほぐし肩コリなどを治す・・・等である。

 片方は筋肉にスポーツをするのと同じ緊張を与えエネルギーを消費するダイエット効果を謳い、もう一方は筋肉の緊張を和らげる医療効果で販売されている。 いったいどっちが本当なんだろうか?
 でもそんな事、熱心な販売員に質問などしようものなら「どっちも本当です」なんて妙に納得する説明されるんだろうな?何て思ったりもする。

 あの腹あてベルトを取り扱ってる業者の人が有名品とまがいものの半額品の両方を取り扱っていたのでどこが違うか聞いてみたら、殆ど同じで実は製造元も同じと言っていた。  何なんだ!・・・

 と言っても誰も怒らないのである。そんな事いったらその前に買った金魚運動器具も自転車マシンも古くはぶらさがり健康器までみ〜んな引っかかっているので今更なのであるし、これからも引っかかるのである。
 まぁ、腹あてベルトもそろそろ飽きられてきたので
 

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2002/06/24
健康万歳?